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2-3 防災分野の改修技術の概要

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ①電力の確保に向けた改修

  • 外部からの電力供給が途絶えたときの非常用発電機の稼働時間を延長させるため、燃料タンクの容量を増加させることが考えられる。また、コージェネレーションが導入されていれば、非常時の電力供給に寄与する。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ② 上水の確保に向けた改修

  • 上水道が利用できなくなったときに、居住者が使用する水を確保するため、受水槽を大型化することが考えられる。また、雨水などを利用できるよう二系統給水に改修すれば、上水道の断水の影響を受けずに、生活に必要な水の一部を賄うことができる。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ③ ガスの確保に向けた改修

  • コージェネレーションなどの大型ガス機器に接続する中圧ガスは地震に強いといわれている。中圧ガスを引き込む際には、整圧器(ガバナ)を設置して各住戸でも利用できないか検討する。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ④ エレベーター稼働の確保に向けた改修

  • エレベーターは、地震動により損傷しないよう、機器固定やシャフト内ロープの引っ掛かり防止、ロープの外れ防止を検討する。また、緊急停止したエレベーターが自動復旧するプログラムも導入されているので必要に応じて活用する。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ⑤ 情報のための改修

  • 震災後の情報交換のため、各住戸の情報盤や、各階ホールへの情報板の導入など、インターホン設備やその活用方法などについて必要に応じて検討する。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ⑥ 備蓄のための改修

  • 震災後の断水や食糧不足に備えて、共用部にスペースを設け、食料、飲料水、トイレなど必要な物資を備蓄する。

国土交通省・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会

2-3 ⑦ 二次部材の改修

  • 地震動による家具の転倒を防止するため、下地を補強し、家具の固定を進める。また、住戸内への閉じ込めを防止するため玄関扉を改修する。

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